2人と1匹の暮らし

今日のウツの具合:調子がいい日を8点とすると、7~6点。 頓服1回だけで我慢。

出来事:50分残業。母に買い物を頼まれていて、仕事帰りにスーパーへ。

20年前。父が亡くなってから、一人暮らしをやめて母と2人で暮らし始めた。

数年前から熱帯魚の「ベタ」を飼っている。 コロ、ヒメ、シマ、そして今はシロがいる。

梅干しなどを漬ける透明な容器を水槽にしている。 寝るときは一緒に2階に行く。

別の部屋に行くときは、シロに「行ってくるね」と言ってから。

初めて「ベタ」を見たときは、こんな魚、絶対に飼わない、とおもっていた。

働いていた場所の片隅で、夏になると出店する「ベタ屋さん」。

ある休憩の時に店員さんと話してみた。 人懐っこいし、訓練するとジャンプしたり。

あくびもする。癒されますよ。店員さんは、商売というより「ベタ」大好きって感じだ。

話をしながら見ていると、初めて見た時の違和感がなくなった。

出店最終日、そこにいた一番明るい色の「ベタ」を連れて帰った。

飼ってみると空気を「ブクブク」させるのを使わなくていいし、大きな水槽は必要ない。

だから水替えもラク。 エサも安い。

寿命が、たった2~3年ほどだということを除けば、悪いところがない。

犬や猫を飼っていた時と同じ感覚。 家族か友達のよう。

母と私の顔を覚えて対応が違うし、仕事から帰ってくると喜んでくれる。

ベタ用の作り物の葉っぱに乗ったり、土管をくぐったり、たまにあくびをする。 

呼ぶとこっちを見たり来たりする。

母と2人だった時よりも、ベタが来て、1人で家にいても、もう一人いるような感じがする。

母もそう感じている。

私が仕事に行っているときにベタが塩対応だったこととか、

私が帰ってくる時間が近づいてくると、ソワソワしだすとか報告してくれる。

寿命が短いこと、本当は悪いことじゃない。 もし私が死んでも、母が世話をする期間が短い。

1匹ずつ飼うのも、そのため。 シロで4匹目だが、この調子で飼い続ける。

シロが死んでも1週間で次の子を迎えると決めている。

犬や猫ではない、ただの魚だから、そんなに悲しんではいけない。

そう言い聞かせて、泣きながら新しい子を迎えてきた。

本当はシロとずっと一緒にいたいけれど。

精神安定剤でもあるシロ。 家族。 うちにきてくれて感謝している。

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